永代経法要(令和5年)が勤まりました!
今年も無事に永代経法要が勤まりました!
前日までの雨もあがり、暑さ寒さも程よいなかでの法要でした。
浄土真宗での永代経は身近な方のご往生をご縁として、檀家さまとお寺が共に阿弥陀さまへのお礼としてのお経を末代まであげ続けることで、初めての永代経を「永代経開闢」といいます。
開闢いただいた方のお名前は本堂脇に掲げ、八月の万灯会にてお焚き上げします。
本年は中央仏教学院、龍谷大学でご講師を勤められる高田未明先生にお話をいただきました。
今回も沢山の良いお話をいただいたのですが、その中の一つに「阿弥陀さまのお救いは、苦しんでいる私のもとにまでお届けくださるものです。」というものがありました。
法要初日の朝、私住職は以前からちょくちょくある胸の耐え難い痛みで救急車を呼びました。
結果として入院はしなかったのですが、自分で車を運転できる状態ではなかった中で自分の所にまで迎えに来てくれる救急車は何と有難いものだろうと感謝しかありませんでした。
阿弥陀さまも「自分の力で仏になれない私」に「ここまで来たら助けてあげる」とお浄土で待ち受けておられるものではありません。
今回の永代経の日は体も心も救われた、稀有なご縁続きの日となりました。