浄土真宗の教え

浄土真宗の教え

浄土真宗の教えはただ一言“南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)”のお念仏に、すべてが言い尽くされています。
仏教では厳しい修行を成したものだけが成仏(すべての悩みや苦しみから解放され仏となる)できると説きます。
浄土真宗も例外ではありません。

ですが阿弥陀如来は「苦しみに満ちたこの世では、人として生きるだけでも精一杯でしょう。皆が成すべき修行は私が引き受けてあげる。」
そのうえで「私に任せておいで、必ず救ってあげる。」という願いを“南無阿弥陀仏”のお念仏にこめて私たちに示してくださっています。

また“南無阿弥陀仏”は、幼子が不安に駆られたときふと出す「お母さん!」という呼び声とも同じです。
お念仏は阿弥陀如来からの慈愛の呼び声であると共に、
私たちのすべての気持ちを受け止めて下さる阿弥陀如来への呼びかけでもあるのです。

浄土真宗の教章