万灯会法要(令和3年)が勤まりました!
本年も昨年に続き、新型コロナ感染症拡大防止のため、本堂でのお勤めは寺院スタッフのみで行い、檀家さまには園庭での灯籠とお焚き上げにご参加いただきました。
ぶっこう幼稚園では毎年たなばた祭りをしていますが、その短冊もお焚き上げしています!
万灯会実行委員会、如来寺門信徒会の役員さまたちとの準備風景。
法要のたびに見られる有難いながらも普通の風景でしたが、縮小や中止が重なってきた今では特別感が増して感じられます。
二年目の縮小開催に小雨という悪条件にもかかわらず、昨年よりも沢山の灯籠申し込みとご参加をいただけました!
肯定的なご意見ばかりいただきましたが、その中でも忘れられないのが「主人を亡くしてずっとふさぎ込んでいました。万灯会も雨だしどうしようかと思っていたが、いざ来させていただくと自分でもビックリするぐらい気持ちが晴れました。灯籠や焚き上げの炎、同じ境遇の方々の姿や涙、コロナでもなんとか法要をしようとするお寺さんの姿を見たおかげだと思います。」
というご意見で、これも嬉しかったですが、この次の言葉です。
「住職が『歎異抄』の説明で阿弥陀さんの救いはみんな纏めて・・・ではなく、一人一人に向けられている(ひとえに親鸞一人がためなりけり)。と説明くださったのがよくわかります。この法要も皆さんが主人のためにして下さっていると感じました。来年からは私が皆さまのためにこの法要に協力しようと思います。」
み教えの相続が正になされようとする場面に出会えました。
住職としてこんなに嬉しいことはありません。
きっとこれからも頑張って参ります。
現在、感染者数が過去最高を記録し緊急事態宣言の延長がなされ、若年層への感染が拡大するなど危険な状況が続いています。
ですがその一方でワクチン接種率は上がり、抗体カクテル療法が一部で始まるなど、希望も見えてきました。
各々が正しい情報を取り入れ、自制しつつ行動すればきっと良い方向に向かうと信じています。